指導理念
大阪進学塾 塾長 森 茂樹
激動の時代を、たくましく生き抜く力をつけるために!
現在コロナの真っ最中です。すでに経済のシステム、働き方、授業の方法、その他あらゆることが急速に変わりつつあります。
おそらくコロナが終息したら、その変化は一気に加速するでしょう
このような変化は過去にもありました。
かつてヨーロッパでペストが流行した時、大きな社会変化が起こっています。
ペストの流行により長かった中世が終了し、一気に近代化が始まりました。
この近代化への変化の中で、弱い立場の人達が切り捨てられ、より厳しい状況に追い込まれました。
社会変化はパンデミック以外にも起こります。
第二次世界大戦後の日本がその例です。戦後、日本社会は経済的にも、政治的にも、あらゆることが大きく変わりました。そして、この時も弱いものにしわ寄せが来ました。
今回のコロナでは?
今回のコロナも、すでに私たちに経済的格差の拡大をもたらしています。
実力のないものは、とことん底辺に沈むような仕組みになっています。
学力格差も一気に進む気配です。
正確には、コロナ以前から「経済的格差や学力格差を生み出す下地」が出来つつありました。
それがコロナで一気に加速し表面化し始めています。
コロナ後は一層加速するでしょう。
今ここで「そういう社会は良くない!」と叫んでみても、何の効果もありません。
今、私たちに出来る事は
「自分自身が、どんな状況でも生きていける”たくましい能力”をつけること」です。
私は、勉強を通じて
★「自らの力で、未知の事柄にチャレンジし、身につけていく心と習慣の養成」こそが、カギだと考えています
少し具体的に言うと、
★「知識を身に付けること」
★「先を見通す洞察力を身に付けること」
★「どんな困難にも打ち勝つ強い精神力をつけること」
★「固い煎餅を、自分の強力なあごで、かみ砕けるようになる」
これらのことが鍵だと考えています。
勉強するのは、これらを同時に養うのに、非常に有効な方法です。
これからは、肉体労働が活躍する場はなくなってきます。
また、今まで一応「頭脳労働」と言われていても「それほど考えなくてもできる作業」だったものは、全部 AI がやってしまうでしょう。
最近まで、「ホワイトカラーがやってる仕事は、まだ大丈夫」と言われていました。
しかし、AIの進化は、それを遙かに超えるようです。
ホワイトカラーの仕事も、「軒並みアウト!」との予想がなされています。
私も、間違いないと思っています。
その時、生き延びていく力は、
「未知のことに対して、積極的にしかも楽しんで、自分の力で齧り付く力」でしょう。
10代の今こそが、その訓練の最適なチャンスです。
結局のところ、今後は「本当の頭と心の勝負」になるわけです。
上の能力は、今後の生活していく上で、最大の「武器」になります。
10代に勉強する理由
これは人それぞれだと言うことを最初に言っておきます。
その上で敢えて言います。
10代のこの時期に勉強に打ち込むことは、
今後「自分に降りかかる大きな波を乗り切る実力をつける」ための間違いのない選択だ。
私は、
「塾生にはこれから80年・90年、イキイキした生活を送ってほしい。
私がそのための土台作りに、少しでも役に立ちたい」
と考えています