電気の基本 中学理科
電気の基本

実力試験対策として、電気のどこに注意しながら勉強すればいいか、参考になります。
また、入試でこんな基本で足をすくわれないように、チェックするのに役立ちます。

少し理科が得意な小学生にも、役に立ちます。もちろん中学受験生にも、ね。

 

 試験までに余裕のある今のうちに、「電気の基本」だけでも
しっかりと押さえておこうよ。

 でも、どこを勉強したらいいの?
今日は、それを教えましょう。

 

「『電気』はいやや! ムズイもん」という人がいるけど、

 それほど難しくはないんですよ。                                                                                          

 ただね、電流とか電圧とか言われても、

 なんかイメージがわかないんですね。

 とくに、「電流と電圧とは比例する」というけど、

 イメージの中で、ピッタリこないんです。

 言葉ではわかるんです。

 でも、なんか腹の中にストーンと入ってこないんですね。

 

 「練習問題をこなせば、わかるようになる」と指導してくれる人は、言います。


私も 「その通りだ!」 と思うのですが、でも、教えてもらってる方からすると、

「分かるようになるまでに、わからないモヤモヤした問題を何題解けばいいねん!」                        となります。                       

やはり、私は、

電流・電圧・抵抗」のイメージ、

「オームの法則」

「直列回路の性質、並列回路の性質」などが

 イメージ的にキチンと腹の中に入っていることが大切だ

 思いますよ

 それができていれば、問題練習も しやすくなります。

 そして、問題をたくさん解けば、本当に「得点源」になります。

 

まぁ、わかってしまえば、「電気」は得点源なんです。
しかし、わからない人にとっては、電気は、嫌な分野ですよね

そこで、電気のなかでも「特に出題され易いところ」を書いてみました。

ここを集中的に勉強すれば、電気は得意分野になるよ。

 

1)電流計・電圧計の設置方法。
    

電流計は、回路に直列に、

電圧計は回路に並列に入れる。

この知識は間違いなく出る。

2)計器の読み方。

 どの問題集にも載ってるから、ゆっくりと理解して欲しい。

 これもどこの中学でも出題されている。

(3)オームの法則・・・グラフ

 電流と電圧のグラフが書いてあり、そこから抵抗を計算させる問題。

 そこで求めた抵抗値を元にして次の問題へ進むことが多い。

 したがって、抵抗値を求めることができなかったときには、相当辛い結果となる。

 なお、縦軸に電流をとることが多いが、ときどき、縦を電圧にしていることもある。

 確認した上で取り組むこと。

 また、電流の単位を(mA)で表示していることもある。ミスしないように。

(4)オームの法則・・・回路計算

 抵抗3つの場合がほとんど。並列と直列の混合問題だ。

 パターンは決まっているので、10題ほど練習すれば、確実に得点できる。

 解き方には要領があるが、ここでは表示しにくい。

 直列回路・並列回路に於ける「電流」「電圧」「抵抗」の性質を 

 しっかり覚えておくことがポイント。              

 

 とにかく、電気はイメージできるようにすれば、得点できます。

先日、坂本さんと話をしていました。

坂本: 今度の試験、電気やねん。なんか、わかれへんわ。

塾長: うん。「オームの法則」がわかれへんの?

坂本: え? なにそれ? そんなん まだ習ってない。

塾長: そうなの。 それなら、別に難しいところないやン。

あっ、もしかしたら、「回路図」をよう書かんとか・・・?

坂本: そう。それやねん。電池と抵抗とスイッチだけなら書けるんやけどな。

電流計が入ってても、いけるで。

塾長: わかる、わかる。 

電流計は、回路に直列につなげばいいから、書きやすいねん。                                  

問題は、電圧計が入ったとき、よう書ききれへんのやろ。

坂本: うん。なんか、「あれっ あれっ・・・?」ってなるねんやぁ。

塾長: 慣れないうちは、そうなる人、多いよ。

それね、こうすればエエねん。

まず、電圧計を無視して、回路図をかくやろ。

それから、電圧計を抵抗の横からくっつけるねん。

並列に入れるんやね。

 

中間テストに出る回路図は、単純なのが多いよ。

10問ぐらい練習したら、「何だ、こんなもんだったのか」という気になるよ。

坂本: ふ~ン。やってみるわ。何か問題、コピーしてもらえる?

 

中間試験のような定期テストには、

回路図は、非常に出やすいです。

書けない人は、ほとんど、

電圧計をうまく入れることができないのです。

 

抵抗の記号などを覚えてないのなら、それ以前の問題ですが、

まぁ、それは、君なら、大丈夫でしょう。