中学3年生・・・志望高校の決定方法

中学3年生になると、受験生という意識が出てきます。
それと同時に、「どこの高校を受験しようか」「どうやって決めたらいいのだろう」と、いろいろな疑問が湧いてきます。

そこで 今回、「志望校を決める方法」を書くことにしました。
中学生の中には、偏差値だけで決めている人もいるようです。しかしそれは非常に危ないです。

その高校の雰囲気を感じましょう

ホームページを開くのは、誰もが最初にやることです.

しかしホームページだけでは、本当の雰囲気はつかめません。
なんといっても実際に現地に出向くことが一番です。

学校に電話して・・・とか、面倒なことはしなくて構いません。 ふらっといけばいいのです。

注意点を挙げておきます。

 服装には気をつけよう

チャラチャラした服はダメです。 制服で行くのがベストです。
何しろ制服は万能です。冠婚葬祭、全てに使えます。
誰もが、制服なら納得します。

守衛さんがいれば、必ず守衛さんの許可を得よう。

 守衛さんがいれば、必ず「この高校を志望しているのですが、どのような高校か実際に雰囲気を知りたいので伺いました」と伝えれば、許可がもらえます。ほぼ OK! が出るはずです。

この時、親が同伴していたら守衛さんに本気度が伝わることと思います。

もちろん、友人同士で行っても構いません。ただし3人以内の方がいいでしょう。 「真面目な3年生が本気で考えている」雰囲気を出してください。
当然、きゃっきゃと騒いではいけません。

一人で行くのもいいです。
私なら間違いなく一人で行って、じっくりその高校を観察してきます。 スマホで写真も撮ります。メモもします。

途中で先生に会ったら?

見学途中で、先生に会ったら、礼儀正しく挨拶してください。
質問されたら「この高校を受験したいと思っています。どんな高校が実際に見てみたいです。そのために来ました」と伝えてください。

もし先生が困った雰囲気を漂わせていたら、「○○中学の3年○組の○○です」と所属と名前を明らかにしましょう。
先生に尋ねられる前に言うところがミソです。

通学時間もチェックしよう

3年間通学するとなれば、通学時間は相当重要になります。

特にクラブ活動もやるつもりなら、片道一時間半かかっていたのでは相当の負担です。

通学に時間を取られて、勉強する時間が大幅に減ります。 高校で予備校に通う必要が出てくると、予備校の時間との絡みもあります。

よくよく考えねばならないところです。

その高校の「大学進学実績」を調べる

 ホームページに書いてあります。嘘は書いていません。
ただ現役生だけなのか浪人生も含めているのか、これが書かれていないこともあります.。

 進学先を含め、偏差値、費用を詳しく知りたい場合、大阪の場合なら大阪進研が出版している「高校受験ガイドブック」がおすすめです。

 夏休み終了までには、進学したい高校を決める

二学期に自分が頑張らなければ、成績は急降下します。
志望校が決定している人と未決定の人ではパワーが全然違います。

未決定の人も、自分では努力しているつもりです。しかし”フーフー”言いながら頑張っている感じです。
志望校がはっきりしている人は「当然だろ!」という感じで頑張ります。
どちらが効果が上がるか、はっきりしています。

 「友達が行くから自分も同じ所に行く」は、最悪!

友達は友達の人生、自分は自分の人生です。

友達の袖を掴んで「私も連れて行って・・・」という姿勢はやめたほうがいいです。高校に入っ たら、友達にも、あなたにも新しい友達が出来ます。新しい人間関係ができあがります。どんどん前に進んでいきましょう。

「先生に言われたから」も、ダメ!

先生は過去のデータを元に「ここなら合格できるよ」と言っているだけです。
君の私生活も知らないし、君の本当の心も知りません。
だから、合格可能性以外のアドバイスは難しいのです。

もちろん先生は今までの自分の経験から「それはちょっと・・・」と言うかもしれません。
それは先生のご好意です。あなたのことを本気で考えている証拠です。

そういう気持ちは有難く思うと同時に、その好意はあなたが考える「資料」にする程度に留めましょう。

自分では何も考えずに先生の言葉にべったり従うのはやめましょう。

 ネットやSNSの投稿記事 は、信用できない

誰が書いたか分からない情報を信じて自分の人生を決めるなんて、まともな発想ではありません

厳しい状況に突入することから、逃げていないか

色々とそれらしい言い訳が思い浮かぶかもしれません。自分の心を探ってみてください。

「今、レベルの高い高校を狙うと、入試までかなり厳しい勉強をしなければならない。それは嫌だ。だからレベルを一つ下げよう。」

こういう気持ちはありませんか。
「習い事があるから」「クラブもやりたいから」「文武両道を実行したいから」「バイトをしたいから」
言い訳なんて大型トラック1台ぶん出てきます。

でも本当は「逃げているだけ」というのは自分がよく知っています。

「天知る、地知る、我知る」です。

自分をごまかすと、3年後、10年後、20年後に、確実に心の底に「暗く澱んだもの」がたまることになります。
逃げないで、今の人生の課題に本気でぶつかってください。

 

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