中学1年生 | 勉強の仕方

教科書または参考書を、徹底的に読む

「教科書」 又は 「自分が決めた参考書」を徹底的に読み込んでください。

さらっと表面を「読み流す」だけでは身につきません。
大筋をつかむため、最初の数回は表面的な読み方でも構いません。社会や理科の暗記分野は、特にそう言えます。
数学などは「どういうことを言っているのか」「解き方はどうするのか」を中心に読めばいいです。

そして
次の段階からが本当に重要な読み方になります

「なぜ?」と問いかけながら読むのです。
その問いに対する答えを、自分で考えながら読むのです。
当然スピードは遅くなります。それで良いのです

「要するにどういうこと?」と自分に問いかけるのも大切です。
「細かい部分は分かったけど、全体がぼんやりする」という状態では、理解したとは言えません。

★できれば「まぁ、言うたら○○○と似たようなもんやな」というところまで持っていければ、最高です。

自分なりに出した答えは、本の片隅に軽くメモしておきましょう。

不得意科目をなくす 

「得意科目をグイグイ伸ばせ」という人もいます。
しかし、私は

「受験に合格するために」というのなら、

「不得意科目を作るな!」
とアドバイスしています。

受験は1科目でも足を引っ張ると非常に不利になります。
例えば、数学が他の4科目より、いつも30点低い としましょう。
その30点を他の4教科で補うのは大変です。

英語などでいつも80点を取っていたとすれば、88点取らないと補えないのです。
しかも4科目、「もれなく8点アップ」を要します。

このことからも分かるように、不得意科目があると非常に不利になります。

どの科目も それなりの点数を保ちながら、次の段階として得意科目を持つことは大いに結構です。
得意科目があると強いです。

不得意科目・不得意分野を克服することを通して「自己鍛錬」してください

自分が好きな、やりやすいことだけして、努力しないで「成果を欲しい」などという考えはスッパリ捨ててください。
ありえないです。

学生時代もそうですが、それ以上に社会に出てからも、ありえません。
社会に出てからは、得意分野にエネルギーを集中するのは、重要なことです。それでも「努力なし」ではありえません。

やりたくなくても、やらねばなりません。

不得意分野にも手をつけるということは、
「やらねばならないことなら、自分が好きか嫌いか やりたいかやりたくないか に関係なく、やらねばならない」のです。

それを実行することが自己鍛錬です。

自己鍛錬している人と野放図な生活をしている人を並べてみた時、あなたはどちらになりたいか・・・ということです。

行動するからやる気が出るのだ

「ごちゃごちゃ言われたから、やる気をなくした。勉強したくない」なんて言う中学生いますよね。

これ、ゴチャゴチャ言われなくても、勉強しなかったんでしょ!
そもそも 「やる気が出てきた → 勉強する」という発想自体が間違っているのです。
「勉強しているうちにやる気が出てくる」のです。

「やる気スイッチ」みたいなバカなことを言ってる暇があったら、さっさと単語の一つでも覚えた方がずっとマシです。

それでも「やる気がぁ・・・」っというのなら、次の二つのことをとことん考えてください。
一週間ぐらい、朝から晩まで考えてください。紙に書きながら考えてください。それをするだけの価値のあることです。

★自分が将来何をしたいのか

★どんな高校生活を送りたいか

勉強を習慣化する

毎日、「今から勉強するぞ」と気合を入れるのは、結構しんどいです。
習慣化すれば、その時間になったら 勝手に頭も体も気分も勉強の方に流れていきます。
机に向かったら「最初にすること」を決めておきましょう。
たとえば「30分、英語の単語の暗記」とかです。

塾に通っていても、自宅学習は必要です

ときどき「塾に行ってるから、家で勉強しなくていい」っていう人がいます。

中学の勉強を甘く見過ぎています。
自宅で塾の復習をしなかったら、塾の効果は激減します。
普通に復習している人と比べると、復習しないなら同じ授業を受けても 1割ぐらいしか身につかないでしょう。

「月謝3万円出して、3千円のサービスしか受け取らない」なんて、月謝を払っている親は泣きますよ。

自分を追い込め

強制力がなく、純粋に自分の意思のみで目標を達成できる人は、素晴らしいと思います。

でも ほとんどの人はそうはいきません。
やはり強制力が必要です。
ただ、他人から強制されるのは嫌ですよね。

だから、「強制力のある状況に自分で自分を追い込む」のです。
やっている最中は「何でこんなことやり始めたんやろ」と思いますが、やり遂げた時は「やって良かった!」となります。