「おしゃべり自由の楽しい授業」と「引き締まった授業」、
どちらの方が学習成果が上がりますか?
間違いなく、
引き締まった授業の方が、成績は上がります!
小学生、中学生までは、引き締まった授業の方が、絶対に成果があります。
あなたのお子様が通っている塾は、如何でしょうか。塾全体の雰囲気ではなく、お子様が勉強しているクラスの雰囲気ことです。
さて、ここで「楽しい」塾をもう少し正確にしておかねばなりません。
私が「ダメだ!」といってる「楽しい」は、「授業を聞かずに友達同士でおしゃべりできる」そんな楽しい塾のことです。
「スマホをいじっていても、何も言われない」塾などもそれに当てはまります。
「そんな塾、ないやろ!」と思うかもしれません。
ありますよ。しかも た~くさん! 笑っちゃいますよね。実態を知らないのは親だけなんて・・・。
時間講師にも色々あります。
責任感を持って授業に当たる人もいます。
反対に、「適当に教えておけばいいや。聞かないやつは、放っておくしかないやろ」と考えてる人もいます。
「一生懸命に教えるけど、聞かないならそれは仕方がないね」と考えてる人もいます。
責任感のない塾、講師、そして、お遊び気分の塾生が集まると、どうなるか簡単に予想できます。
そうなったときのクラスは最悪です。
最悪のクラス・・・、実際には多いですよ。表に出てないですけど。
私がダメだと言ってるのは、そういう「お遊び気分の人にとって楽しい塾」のことです。
もうひとつ「楽しい塾」があります。「充実感を実感できる楽しい塾」
みんなで一生懸命に考えたり、意見を出し合ったりして、「充実感を実感できる」塾です。
気軽に質問でき、自分の考えがたとえ大間違いだったとしても、誰からも笑われない雰囲気の塾です。
「いやいや、それは違うんじゃないの」という指摘は来ますけどね。
こういう塾は、「心地よい緊張感」が漂っています。
こういう前向きの「楽しい塾」なら、最高です。
大手塾の場合には?
大手塾の場合には、成績が良いクラスは、緊張感のある雰囲気が漂っています。塾生が元々そういう気持ちで来ているからです。
しかし、普通クラスから補習クラスあたりになってくると、
普通クラスから補習クラスあたりになってくると、私語、雑談、授業中のスマホ、授業とは関係ない笑いなどがあふれていたりします。「学校の成績がある程度とれてればいいや」という意識の小学生や中学生にとって、非常に居やすい楽な雰囲気です。喜んで塾に行くでしょう。
これでは、成績は上がりません。「楽しく騒げるお勉強会」になっています。
こういう緩んだ頭で、「比の応用問題」を考えたり「2次関数と図形の融合問題」を考えたりできるでしょうか。解き方を聞いて「ふ~ん」と思っても、3日後には、きれいさっぱり抜けています。
十分に考えなければならないときにお喋りをし、説明に入ったら、よく分からないから「ま、そんなもんか」で見送ってしまうのです。緩い塾・クラスではそうなります。
「楽しくおしゃべりできる塾」と「充実感を感じる」楽しい塾の二つがあります。
緊張感があり、授業が終了したとき、塾生が充実感をもてるクラスがベストなのです。
どちらの場合も、塾生は「楽しい!」と言います。
そして、塾側も入塾案内で、どちらの場合でも「楽しいクラス」といいます。
言葉は同じ「楽しい」でも、中身は全く違っています。
お母様方はそのあたりはしっかりと見極めて下さい。
こういう状況をお母様方によっては、知らないときがあります。
「ウチの子は楽しそうに通っているから、良かったわ」なんて思っていたりします。
その判断、まーったく間違っています。
そういう満足の仕方をしてはいけません。
「お遊びの勉強ごっこ」に、月に数万円も支払うのですか?
成績を上げたければ、勉強してる人達の中に入ろう。
成績を上げるには、それなりの雰囲気のところへ行くのがベストです。これが一番の近道です。
塾の大きさ・宣伝が派手かどうかの問題ではありません。
引き締まった雰囲気で授業をし、
塾生も
「そんなことは当然。この緊張感が快感だ。
頭もよく働くし、終わったときに充実感がある」
と思っている塾がベストです。
「笑いの要素が全くないのは、どうかと思う」とおっしゃるお母様もいらっしゃいます。
私は、笑いの要素は 授業が終わってからで十分だ と思っています。
授業の時は「ガチの真剣勝負が良い」のです。
指導者も塾生も、本気で勉強の場に臨むような塾がベストです。
お子様を塾に通わせるなら、
塾生自身がそういう雰囲気を望んでいる塾・クラスに通わせて下さい。
そういう塾は、数は少ないですが、探せばあります。
ただ、そういう塾は、
その雰囲気を維持するために、
騒ぐ生徒を割と簡単に退塾させています。
冷たいように思いますが、冷たくはありません。それがベストの選択だからです。
「ここは君の希望する学習環境ではないね。君の希望する塾は近くに沢山あるよ」という意識です。
もちろん本人にも保護者にも塾を辞めてもらう前の、状況を話すでしょうし、改善を促したりもします。
しかし何時までも引きずることはしません。
他の塾生はその塾の雰囲気を真剣に求めて集まっているのです。
逆に言うと、本気で勉強したい人にとっては、絶対にその雰囲気を守って欲しいのです。
その塾以外にはそんな学習環境を守ってくれる塾はないのですから。
大阪進学塾では?
こう書いている大阪進学塾も、
勉強できる雰囲気を維持するために
常に努力をしています。
現在は、ほぼ理想通りの環境を提供できています。
しかし、手を抜けば崩れるのは、他の塾と同じです。
頑張らねばなりません。